究極の生命体マンウィズがリリースしているたくさんの名曲から、勝手におすすめランキングを紹介します。幅広いジャンルの音楽を作りますので、ピックアップが大変でしたが「聴きやすいけど、マンウィズっぽい」みたいな基準で考えてみました。
１位 Memories
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
まるでフォトアルバムを開くようなオープニング、哀愁を感じるギターメロから、Jean-ken Johnny によるしんみりAメロ、ツインボーカルで歌い分けるBメロ、勢いと決意を感じるサビ、思い出がごっちゃになって「やっぱりアルバムしまっとこ…」みたいなエンディング、全編ドラマチックですがビート感もあり、個人的に最高の１曲です。
珍しく日本語と英語のバランスが、90年代ロックみたいな感じです。いつもは英語メインの歌詞で、たまにアクセントのように日本語がサンドイッチされていることが多いマンウィズですが、和製ロックや歌謡曲を意識（対抗）したのかな？と思っています。
２位 colours
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
こんな上位に colours を挙げるマンウィズファンは少ないんじゃないかな？ひとつひとつの色をピックアップしながら並べて、そのままサビのメロディに続いていく、このシンプルな構成に電気的に痺れます。フォークギター１本でも、素晴らしさがわかる普遍的なテーマとメロディだと思います。
メジャーデビュー後の２枚目【MASH UP THE WORLD】のラストソングですが、どのアルバムに収められても違和感ないでしょう。スタンダードソングです。
３位 evergreen
作詞 Jean-ken Johnny
作曲 Jean-ken Johnny
大作【Break and Cross the Walls Ⅰ】の後半に収められているシングルです。ドミノのように押し寄せるギターリフ、キラキラ未来に向かって歌い上げるメッセージ、初期のマンウィズでも歌えそうな勢い、非常に口当たりの良いロックチューンですね。
ロックに目覚めた近所の高校生に「マンウィズってどんなバンド？」とタメ口で聞かれたら、この曲でイケると思います。
付き合ったばかりのデートが、イマイチな天気で気分ダダ下がりでも、ドライブ１曲目がこの曲なら間違いないでしょう。
会社でいいことあった日は、帰りの電車から帰宅するまで、イヤホンでギリギリ大音量リピートしてください。
４位 Find You
作詞 Jean-ken Johnny
作曲 Jean-ken Johnny
個人的に大好きな、初心者にもおすすめしたいオリジナルアルバム【Chasing the Horizon】に収められている壮大なバラードです。どの曲もポップで聴きやすく、それでいて熟成肉のように味わい深い、名曲揃いのアルバムにおいても、スペシャルな存在感を放っています。メインボーカルの Tokyo Tanaka がフルボーカルで、手に届かなくなった存在をまた探したい、と歌い上げるラブソングです。
５位 higher
作詞 Jean-ken Johnny
作曲 Jean-ken Johnny
遠慮ない個人的なお気に入りランキング、第５位はダンサブルロックナンバーです。evergreen と同様に、夢にも出てきそうなアッパーなギターリフにやられます。
足腰に心配があっても、大地を蹴って飛び上がりたい衝動に駆られる曲ですね。背中を押すっていうか、下から蹴り上げてくれるようなメッセージ、わかりやすいメロディ、ハイウェイ爆走の高速英語ラップ、マンウィズの魅力を詰め込んでいます。
６位 distance
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
とんでもない完成度のメジャーデビューアルバムに続く、期待が大きい状況でリリースされたハイスピードロックです。食い気味のボーカル、サイレンのようなエフェクト、ベース、ドラム、サンプリング全部が全力疾走しており「これ演奏できるバンドって他いないよね？」と自他ともに言わせるシングルです。
PVもそうですが、ジェットコースターに乗ってる気分、メリーゴーランドで回ってる気分、どちらも味わうことができる爽快チューンですね。
７位 yoake
作詞 Jean-ken Johnny
作曲 Jean-ken Johnny
BOOM BOOM SATELLITES（ブンブンサテライツ）の中野雅之氏を迎えた１曲は、連続リリースされた【Break and Cross the Walls】のトップを飾りました。夜明けを予感させるメッセージとメロディ、オープニングの疾走感はインパクト大、聴き終えた後にそのままアルバムを通しで聴こうか、もう１回リピートしようか迷うこと間違いなしです。私は３回転して満腹中枢が満たされてから、アルバム２曲目に移ります。
８位 DON'T LOSE YOURSELF
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
デビュー当時からテッパンソングとして、重要な役割を果たしてきました。どこを切り取っても洋楽にしか聴こえないメロディです。ダンスロック？ミクスチャーロック？テクノロック？結局この曲ってジャンル何？って、誰かに教えてもらいたい気分ですが、名刺のように「これがマンウィズロック」といったところでしょう。
９位 WHITE WORLD
作詞 Jean-ken Johnny
作曲 Jean-ken Johnny
メジャーデビューアルバム【MAN WITH A MISSON】のラストを締めるバラードです。
聴いているこっちが何歳であっても、どんな状況でも、奇跡や希望を胸に進み続けよう、と優しく応援してくれます。理系的な世界観と文系的な人生観をハンドミキサーで混ぜて作りました、とシェフが差し出したご褒美デザートのような１曲です。
10位 More Than Words
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
スッキリ爽やか行進曲のようなイメージです。言葉を超えてっていうタイトルですが「諦めない」とか「願う」みたいなテーマで力強く応援してくれて、後味引くようなエンディングも印象的です。
小気味いいリズムで、エイトビートバンドでも歌えそうな軽快さがあるのですが、ハードロックやパンクロックまで、幅広い楽曲をリリースするマンウィズだからこそ価値があります。何でも揃ってる遊園地で、オーソドックスな観覧車が抜群だった、みたいな感じですかね。
11位 FLY AGAIN 2019
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
アルバム【MAN WITH A MISSON】に収録されており、ライブでは両手をガウ！っと挙げて、一体感を最高潮に盛り上げる激アツ曲です。DJ Santa Monica の存在感が増して、ボーカルエフェクトを削減したアレンジ、2019版では圧倒的にかっこよく仕上がっています。
10周年記念ベストアルバム【MAN WITH A "BEST" MISSON】では、higher からの怒涛の流れで、中盤のヤマ場となっています。運転時は両手をハンドルから離しそうになるので注意です。事故防止もありますが、対向車のドライバーが驚きます。
12位 2045
作詞 Kamikaze Boy / Jean-ken Johnny
作曲 Kamikaze Boy
近未来的なデジタルロックです。個人的には、ハード路線よりはデジタルアレンジの方が好きなので、2045 みたいな曲が集まったコンセプトアルバムを聴いてみたいです。シンギュラリティがテーマですが、メロディやアレンジに切迫感みたいなイメージもあり、第一印象から今までお気に入り度が変わらないバケモノソングです。
ライトな感じでおすすめ！っていう意味では、どうしてもハードロック風の重低音だらけの楽曲は外れてしまうのですが、マンウィズは本当にどこを切り取っても素晴らしいです。
もしマンウィズに興味があるなら、お気に入りの１曲、お気に入りの１枚が見つかるといいですね。すでにバリバリ聴いているマンウィズフォロワーから見ると「あの曲忘れてない？」とツッコミどころたくさんだと思いますが、それも前提に楽しんでもらえると幸いです。
