初めてのマンウィズなら、この順番に聴いてもらえれば良いんじゃないかな？というランキングを紹介します。２年くらいで全アルバムを聴きまくって、聴きやすさ、マンウィズらしさ、中毒性みたいな切り口で選んでみました。
ハズレアルバムなし！ハズレ曲なし！と言われるマンウィズですが、まったくもって同感です。アルバムに優劣をつけるのは難しいのですが「初めてアルバム１枚を通しで聴くなら…」という前提です。ぜひ聴いてない方は参考にしてみてください！
４位 Break and Cross the Walls Ⅱ
Ⅰ から半年後、コロナ禍、ウクライナ戦争と世界の情勢不安が続く状況でリリースされた Ⅱ です。
インストの「Between fiction and friction」が Ⅰ にも Ⅱ にも収められており、物語的な繋がりを感じますが、ほとんどの曲がタイアップなので個性が強すぎて？この４位の位置です。もうちょっと音の数を減らした方が、アルバムにフィットするんじゃないかな…と感じる曲が多くてもったいない印象ですが、聴き込むと味の違いがわかる感じです。
「Tonight,Tonight」の疾走感で幕を開け、「More Than Words」のような後味さっぱり軽快ロック、懐かしさとスケールの大きさを感じる「Perfect Clarity」や「Rain」、狼風ロックンロール「Dark Crow」、そしてラストを感動的に飾る「小さきものたち」
これだけの曲をよく１枚にまとめましたね、素直にそう思います。
５位 MASH UP THE WORLD
インパクトありすぎのファーストアルバムに、栄養を注いで大切に育てました的なセカンドアルバムです。
DJ Santa Monica のサンプリングと Kamikaze Boy のベースって存在デカいな…と思わず何かに感謝する「Mash UP the DJ!」 でエンジンがかかり、ロックチューン「FROM YOUTH TO DEATH」そして、暴走ジェットコースターで進むような疾走感の「distance」
とにかく遠慮なく突き進みます。
こんな踊れる曲も作っちゃうの？という「Get Off of My Way」や「Bubble of Life」、ニルヴァーナの重量級カバー「Lithium」などもありつつ、最後の「colours」が素晴らしくて、今日はもう寝ようかな…という気分にさせます。
６位 The World’s On Fire
重厚感のあるサウンドで、マンウィズの男気を感じる１枚です。全編でメロディアス、ヘビーな曲が多い印象です。そういう意味では、アタマから聴くと「ちょっと探してた感じと違う…」と遠慮しちゃうかもしれません。
個人的には１曲目の「Survivor」から Sprar Rib のドラムが暴れまくっており、体温が0.5℃くらい上がりそうなくらい好きです。
３曲目「Dive」と４曲目「Raise your flag」の流れになって、ライブ映えしそうな、わかりやすいキャッチーな曲が並びます。その他、ポップで聴きやすい「followers」、10年後も聴きたい哀愁ビート「Memories」、コラボでやりたい放題の「Out of Control」あたりがバランス良く散らばっているので、通して聴いても飽きることはないと思いますね。
マンウィズの３枚目くらいで買ってみるのがおすすめです。ボクシングで例えると、ボディブローが中心のアルバムです。だんだん効いてきます。
７位 MAN WITH A MISSON
メジャーデビューアルバムです。すでに注目を浴びていたようで、私もたまたま寄った喫茶店の雑誌で、デビュー記事を読んだ記憶があります。
文句なしのデキ、インパクトも充分なので「このアルバムが一番好き」っていう激アツのファンも多いだろうと察します。
「DANCE EVERYBODY」で派手に幕開け、他バンドでは真似できないような、ツインボーカルが炸裂する「FLY AGAIN」、ミディアムやバラードもこなすヤバさを体感できます。中盤に点在している、思春期の衝動が抑えられない反骨ロックについては好みが分かれるところでしょう。尾崎豊にカバーしてもらいたかったですね。
「DON'T LOSE YOURSELF」でオシャレにまとめ上げて、思わず「WHITE WORLD」で勇気づけられる、とんでもないファーストアルバムです。
ランキングでは残念ながら最下位になってしまいましたが、ボカロばかり聴いている息子に「ロックってどんなやつ？」って聞かれたらコレです。ストレートパンチの威力は一番です。
