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紅葉の時期【日光東照宮】混雑や渋滞を避けるなら東武鉄道がオススメ

2022年10月最後の週末に、日光東照宮エリアの観光に行ってきました。栃木県内に住んでいますので、行こうと思えばいつでも行けるのですが、紅葉の時期は「今しかない!」となるので、混雑覚悟で出発することになります。

 

今回は入国規制が撤廃されて、第7波と第8波の間かな?という、混んでいるのか混んでいないのか微妙なタイミングだったので、手前の駅(下今市駅)までマイカーで行って、そこから東武日光駅に向かいました。

遠方からでも、世界遺産エリアである日光への観光を検討されているようであれば、参考にしていただけると幸いです。

東武日光駅に到着したのは10時台、バス乗り場の混み具合は上写真の感じです。今から並んだら3本後のバスかな…というくらいです。ここから日光東照宮の入口である神橋まで2キロ弱なので、天気が良ければ歩いて向かうのもオススメです。

こんな感じで、それなりの雰囲気の歩道をひたすら進みます。ちょっとだけ登りなので、休憩しながらって感じですかね。我が家の場合は、園児と小学生がいて、スイーツを食べたり、水遊びをしたりで、1時間かかりました。

ちょっとわかりにくいですが、上写真は日光東照宮の直前にある丁字路の混み具合です。途中の道はスイスイ走っていたのですが、やはり近くになると大渋滞です。いろは坂、中禅寺湖、奥日光といった観光エリアがこの先にありますので、行く車も帰る車もどちらも進まないです。

・駅方面から歩いてきた人も、必ずこの信号を渡る

・渋滞を避けるなら高速道路を使えるのですが、日光に立ち寄って観光したり買い物をするので、日光東照宮がメイン以外の車も増える

・当然1車線で、渋滞を回避するための大きい道の駅のような施設もない

・行く手前に大型駐車場がない

このあたりは日光エリアが抱える、個人的に大きな課題(というか機会損失)だと感じます。もったいない…そんなわけで、ハイシーズン(観光シーズン)は電車で行くのがオススメです。

JR線を使って、終点JR日光駅で降りても良いのですが、今回は少しでも(数百メートルですが…)東照宮に近い東武日光線を使いました。

ここが日光の入口である神橋です。初めて見たら「橋の上に行くには有料だし、橋の先は行き止まりだし、何がすごいの?」となるかもしれませんが、実は地元民でもちゃんと答えられる人は少ないかも…(私もそうでした)

 

 

私も初めて運転しながら見た時には「こんな行き止まりの橋、撤去してしまえばいいのに…」と縁起でもないことを思っていたものです。

上写真は神橋から見た紅葉の景色です。正直なところ、神橋でなくても見応えのある景色はたくさんあるのですが、この橋を架けた当時の人々に想いを巡らせて眺めると感慨深いものがあると思います。

神橋から信号を渡ってすぐの石段を登り、さらに進みます。日光東照宮の広さってどのくらいのイメージでしょうか?Googleマップなどで見るよりも広く感じて「こんなに歩くの…?」と思うのではないでしょうか。

世界遺産、という何がすごいのかわかりにくい価値よりも、勉強になる、歴史を感じられる、価値観が変わる、みたいなアピールが似合いそうです。

このあたりから「いかにも歴史遺産」というエリアです。実際の東照宮はもっと奥ですが、ゆっくり歴史を体感しながら過ごせます。外国人観光客は、ざっくり3割くらいかな?意外と日本に、しかも日光まで足を運んで来てくれているなんて、ありがたい話です。

上写真は五重塔です。それほど並ぶことなく写真を撮れるわけですが、木造建築の美しさに痺れます。その一方で「日本の世界遺産ってちょっと地味だよね」とも思っちゃいますね。確かに美しいのですが、海外から来た人が「5階建てフロア、世界遺産のエリアに立つ塔」と聞いたら、もっとスケールの大きいものをイメージするんじゃないかな。

歴史的背景、文化的背景、そして当時どのような想いで建てたのか、技術的にどのような工夫があったのか、子どもでも実感できるレベルでストレートに伝えたいですね。

週末ではありましたが、混み具合はこんな感じで、何をするにも待ち時間はほとんどありません。入館するための券売機で5分待ちってところでしょう。午後1時くらいから、どんどん観光客が増えていくイメージです。20代はあまりいないかな?修学旅行で来た生徒達が「また来たい!」と思ってもらえると嬉しいのですが。

御本社(ごほんしゃ)に続く、有名な陽明門が出迎えます。どちらも国宝ということで、存在感が半端じゃありません。その前の輪王寺などもそうですが、入館料が発生します。建物に入らなければ、一応無料で日光東照宮エリアを散策することはできますが、払う価値はあると思いますし、修繕維持費だと考えてもらえれば納得ではないでしょうか。

クレジットカードが使えない(2022年11月現在)のは、かなり痛いですね。もちろん電子マネーも使えず、現金か交通系IC(SuicaかPASMO)だけっていうのは、見えない大きな不満になるかもしれません。

御本社に入ると、狭い下駄箱みたいなところで靴を脱いで、さらに奥に進みます。入れ替え制のアトラクションのように、数十人単位でお参りをするわけですが、全員で一斉に二礼二拍する体験は貴重だと思います。外国人観光客も混ざって、微笑ましい光景ではありますが、説明が日本語だらけでちょっとかわいそうですね。

陽明門側から見た混み具合は、パラパラとこんな感じです。写真よりはもうちょっと混み合っている感じですが、お土産を買ったり、自動販売機、トイレ、撮影順番、ほとんど待つことなく済ませられました。

全体を通して、ゴミ箱がもっとあると困らないですね。これは駅にも当てはまります。ゴミを持って歩くので、これ以上お土産は買えません…ってなります。世界遺産を巡り歩くような、余裕と教養のある旅行者から見てどうなのかな?気になるところです。

東照宮を出てまっすぐ進むと、帰りはこんな感じです。歩き疲れて、帰りは東武日光駅までバスを使いました。今回の記事では、私にとって地元の紹介なので「旅行ならではのテンション抜きで日光の感想」としてまとめてみました。

日光東照宮は素晴らしい世界遺産ではありますが、せっかく来ていただくのであれば懸念点も知っていただいて楽しんでもらいたいと思います。