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【チャットGPT】の基本的な使い方を解説&童話作品対決

数々のメディアでも取り上げられて話題の「チャットGPT」ですが

・何ができるの?

・どこまでできるの?

・そもそもどうやって使えるの?

という疑問もあると思いますので、今回の記事で解説していきます。

・チャットGPTをとりあえず使ってみたい

・人間みたいに質問に答えられるの?

・創作はできるの?

と考えている方にとって参考になると思います。

 

クリエイティブで、子ども向け、ジャンルとしてもニッチな童話を使って検証します。AIにとっては難易度が高いと想像していましたが、どんな感じで仕上がるのか、楽しんでいただけるとうれしいです。

 

チャットGPTの使い方

チャットGPTは、インストールするソフトやアプリではありません。アップルストアなどで見かけるサービスは別物と考えて構いません。

OpenAIが提供しているWEBサービスに接続して使いますので、通信環境が整っており、パソコンやスマホがあれば、誰でも使用することができます。無料なので、本当にグーグル検索の感覚です。

以下のURLから入って、メールアドレスや電話番号を入力すればOKです。

OpenAI

まずは上記の画面になりますので、左下の「ChatGPTを試す」から入ります。メールアドレスを入力するのですが、グーグルアカウントがあるのであれば、そちらでログインした方がスムーズと思います。

メールアドレスに続いて、下の画面で電話番号を使った本人認証を行います。ショートメールが届きますので、コードを入力します。

問題がなければ、下写真のようになりますので、さっそく使ってみましょう。もし英語表記になってしまったら、画面のどこかで右クリックをすれば日本語翻訳の選択肢が出てきます。

ちょっと見にくいのですが、最下段の入力欄に質問したい内容を打ち込んで送信する感じです。

 

※注意事項

質問を打ち込んで送信した際に

「アプリケーションエラー クライアント側の例外が発生しました」

という表記が出てしまうようでしたら、日本語翻訳を外して、英語表記のまま進めていきましょう。グーグル等の翻訳機能が邪魔をしているような感じだと思います。英語表記を気にせずに、日本語で質問を打ってもまったく問題ありません。

どんな質問にも答えられるの?

これについては、実際にやってみた方がすごさがわかりますので、ここでは割愛します。グーグル検索のように、結果を一覧表示するのではなく、全方位からまとめた情報を補足や具体例も加えながら返してくれます。

AIってそれくらいできるよね、と私も思っていましたが、体験すると普通にビックリします。答えがはっきりしている質問であれば、明確に説明してくれますので、先生と呼ばれる仕事は消えてしまうかもしれないですね…

 

今回の記事では、答えがない質問を投げてみようという狙いですので、童話を作ってもらおうと思います。

 

【ChatGPT】vs【童話作家】

まずは設定を入力します。登場人物、ざっくりの流れ、その後の展開、ここまで決まっている状態で、チャットGPTに童話を作ってもらいます。最初は起承転結の「結」を入力していません。

話が途中で終わってしまうのかな…?と期待したわけです。

 

ChatGPTが作った童話

起承転まで入力した結果

「童話を書いてください。1000~1200文字。登場人物はお兄ちゃんとお母さん。やがて妹が生まれて、お兄ちゃんは喜んだけれど、いたずらされて大変。お兄ちゃんは妹が好きなのか嫌いなのかわからなくなる。」

ここまで入力して、右端の送信マークを押した結果が下の通りです。

 

【ChatGPT作成】

 

むかしむかし、お兄ちゃんとお母さんが暮らしていました。ある日、妹が生まれました。お兄ちゃんは最初は妹が生まれて嬉しくて仕方がなかったのですが、やがて妹が大きくなるにつれ、いたずらされるようになってしまいました。

ある日、お兄ちゃんは妹によって机の上のお気に入りのおもちゃが壊されてしまいました。お兄ちゃんは怒ってしまい、妹を責めましたが、お母さんは「まだ妹は小さいから、うまく遊び方を教えてあげてね」と言いました。

しかし、お兄ちゃんは妹が好きなのか嫌いなのかわからなくなってしまいました。ある日、お母さんはお兄ちゃんに「妹のお世話をしてあげてね。あなたが手伝ってくれたら、妹も嬉しいと思うよ」と言いました。

お兄ちゃんは最初は嫌々手伝っていましたが、やがて妹が笑顔でお兄ちゃんを見つめるようになって、お兄ちゃんは妹が好きだと気づきました。そして、妹もお兄ちゃんのことが大好きで、お兄ちゃんが優しくしてくれるととても喜びました。

お兄ちゃんは妹と遊ぶことが楽しくなり、妹もお兄ちゃんと遊ぶことが大好きになりました。そして、お兄ちゃんは妹にいろいろな遊び方を教えてあげるようになりました。

そんなある日、妹がお兄ちゃんに「お兄ちゃん、ありがとう。私、お兄ちゃんが大好きだよ」と言いました。お兄ちゃんは妹に抱きしめられ、とても幸せな気持ちになりました。

そして、お兄ちゃんは妹との時間を大切にし、妹の成長を見守りながら、いつかは自分も立派なお兄ちゃんになろうと決心しました。

お兄ちゃんと妹の愛情の絆は、いたずらやトラブルを乗り越え、ますます深まっていきました。

 

ここまでです。

ちなみにタイトルは【兄弟の嫉妬は解決しました。】と自動で決まりました。なかなかドラマチックなタイトルですね。

起承転結の「結」を指示していないのに

「お兄ちゃんと妹の愛情の絆は、ますます深まっていきました。」

とストーリーの結び方まで勝手に書いてくれるのは、なかなか気が利きますね。ちょっと驚きです。文字数が全然足りないのは理由がわかりません。漢字表記なのも、こちらで平仮名指定しないとダメっぽいですね。

続いては、起承転結の「結」まで指示して作ってもらいます。

 

起承転結まで入力した結果

「童話を書いてください。1000~1200文字。登場人物はお兄ちゃんとお母さん。やがて妹が生まれて、お兄ちゃんは喜んだけれど、いたずらされて大変。お兄ちゃんは妹が好きなのか嫌いなのかわからなくなる。でも妹が生まれると知った日の喜びを思い出す。」

こちらも同様ですが、最後の「結」にあたる童話のテーマまで指示しています。右端の送信マークを押した結果が下の通りです。

 

【ChatGPT作成】

 

昔々、ある家族がいました。お兄ちゃんとお母さんは仲が良く、毎日楽しく過ごしていました。しかし、ある日お母さんは妊娠し、家族に新しい命が生まれることになりました。

お兄ちゃんはとても嬉しく思いました。新しい家族が増えることがうれしいと思ったのですが、やがて妹が生まれると、お兄ちゃんはいたずらされることが多くなり、大変な日々が続きました。

妹がまだ赤ちゃんの頃は、お兄ちゃんは彼女がかわいいと思っていました。彼女を抱っこしてあやしたり、おもちゃで遊んであげたりすることが楽しかったのです。しかし、妹が少し大きくなってからは、彼女がお兄ちゃんのものを勝手に取ったり、自分のものを壊したりすることがよくありました。お兄ちゃんはイライラし、妹が嫌いになってしまったのです。

でも、ある日お兄ちゃんは、妹が生まれると知った日のことを思い出しました。そのときの嬉しさと喜びが、彼の心を温かく包んでくれたのです。お兄ちゃんは、妹が生まれる前に感じた感情を思い出し、妹をもう一度受け入れようと決めました。

そして、彼は妹に優しく接するようになりました。妹が何かをやらかしたときでも、お兄ちゃんは怒るのではなく、妹が間違ったことをしたことを教えてあげました。彼女が悲しそうだと、彼は彼女を励ましてあげ、笑顔に戻すことができました。

妹が成長するにつれて、お兄ちゃんは彼女との時間を楽しむことができました。彼女は、彼のことを大好きで、彼女の兄であることを誇りに思っていました。お兄ちゃんも、彼女が自分の妹であることを誇りに思い、彼女を守って支えていくことを誓ったのです。

お兄ちゃんと妹は、今ではとても仲が良く、毎日一緒に遊んでいます。

 

ここまでです。

ストーリーとしては成立していますが、まるで妹が問題児から更生するかのような、なかなかヘビーな雰囲気に仕上がりました。童話とは呼べませんが、個人的には面白かったです。

 

童話作家が作った童話

最後に、童話作家が作った作品を紹介します。

そもそもこちらの作品が先にある状態で、設定だけchatGPTに教えている勝負なので、公平ではないのですが、一般的なママ作家が作った作品を紹介します。

 

【にいに ばんざい】

あかちゃんが うまれた。

ぼくは にいちゃんになった。

 

ぼくは「いない いない ばあ」をした。

あかちゃんは ちっとも わらわない。

もういちど「いない いない ばあ」をした。

パパが「まだ わからないみたいだね」と いった。

 

ぼくは ようちえんにいくまえに かならず

「おにいちゃん いってくる」と あかちゃんに いう。

おにいちゃんがいないよーって

あかちゃんがないたら かわいそうだから。

 

あかちゃんは すこしおおきくなった。

ぼくをみつけると、ばんざいをするようになった。

ママが「おにいちゃんが だいすきなんだね」といった。

 

ぼくは しょうがくせいになった。

あかちゃんが、ぼくのことを「にいに」とよぶようになった。

がっこうにいくとき、

あかちゃんは おおきなこえで「にいにー」とよぶ。

ぼくは、おおきく てをふってあげる。

 

ぼくが がっこうから かえると

あかちゃんは すぐに ぼくのところにくる。

そして ぼくから はなれない。

しゅくだいをするときも となりにすわっている。

ぼくは「トイレにいってくるから まってて」といった。

 

トイレから もどって

「ママー」とおおきなこえで ないたのは

あかちゃんではなく ぼくだった。

あかちゃんが ぼくのえんぴつで 

きょうかしょに なぐりがきをしていた。

 

「これは、ぼくのきょうかしょ」

「ぼくの だいじな きょうかしょ」

「もう やだ」

「もう がっこうに いかない」

「もう にいに やめる」

ぼくは いっぱい ないた。

あかちゃんも いっぱい ないた。

 

つぎのひ。

あかちゃんは いつもどおり「にいにー」ってさけんでたけど

ぼくは てをふらなかった。

 

がっこうで きょうかしょをひらいたら

あかちゃんのかいた なぐりがきは きえていた。

きっと ママが けしごむで けしたんだ。

 

やすみじかん。

ともだちと はなしていたら

うっかり「にいには・・・」といってしまった。

にいに やめたはずなのに・・・

 

かえりみち。

はなが さいていた。

ちいさくて かわいい はな。

ぼくの あかちゃんみたいに ちいさな はな。

 

「ただいまー」

あかちゃんは すぐに ぼくのところにきて

ばんざいをした。

「ごめんなさい は?」

あかちゃんは また ばんざいをする。

ぼくのことが だいすきなんだ。

しょうがない。

ゆるしてあげる。

 

「はい おみやげ」

ぼくは ちいさい はなを あかちゃんに みせた。

かえりみちで ひろった はな。

あかちゃんが たべようとするから

ぼくは かびんに かざることを おしえてあげた。

ふたりで かびんのはなを みていた。

また あかちゃんが ばんざいをした。

ぼくも いっしょに ばんざいをした。

 

ぼくね

ママが「おなかのなかに あかちゃんがいるよ」

って おしえてくれたとき

「もうすぐ おにいちゃんになるんだよ」

って おしえてくれたとき

うれしくて ばんざいして よろこんだんだよ。

 

 

上記が原作のサイトですので、よろしければ他の童話も楽しんでみてください。

いかがでしたでしょうか。チャットGPTのすごさがわかると同時に、創作についてはいろいろな設定で試してみると

「逆に違和感を感じるくらい、どうにもベタな展開になってしまう」

という結果です。このあたりはこれから進化するのかな?という感じでしょう。

 

実際のところ、答えがはっきりしない質問に関しては

「どれだけ具体的で幅広いキーワードを質問に含められるか?」

という、人間側の能力や工夫が必要だと思います。

チャットGPTをはじめとしたAIをうまく活用していきながら、人間にしかできない分野で楽しみを見つける、そんな未来になりそうですね。

 

まだお試しでない方は、ぜひチャットGPTの世界を体験してみましょう。

参考にしてもらえると幸いです。