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【鬼怒川温泉エリアの全6本の橋】もうすぐ紅葉の2021年10月

栃木県日光市にある日本有数の温泉地、鬼怒川温泉について紹介する記事です。この鬼怒川温泉エリアですが、近い距離に6本も橋(鬼怒楯岩大吊橋、立岩橋、鬼怒川温泉ふれあい橋、くろがね橋、滝見橋、鬼怒岩橋)があります。

6本が多いのか「別に普通です」なのかわかりませんが、それぞれ特徴がありますので、ふらふら見て歩くだけでも充分観光気分を味わえます。もちろん季節ごとの表情も変わりますので、何度でもぜひ足を運んでみてください。

 

南方面から順に紹介しますが、1本目にして名所である鬼怒楯岩大吊橋です。すぐ近くに駐車場や売店があり、ぜひ寄り道してくださいムードは非常にあります。吊橋なので車の心配もなく、歩いてゆっくり景色を楽しめます。

震度3くらいでしょうか、揺れる吊橋から眺める景色は、いかにも鬼怒川!って感じで、渓流のせせらぎ、深い緑、遠くに並ぶホテル群、全身で季節を感じることができます。

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吊橋は高い所が苦手なら怖いかも?個人的には、すうっと深呼吸したくなる感じと言えましょうか、ちょうどいい塩梅の高さと長さだと思っています。

遠くにはホテルが建ち並びます。伊東園グループの鬼怒川ロイヤルホテルのフロントからすぐに歩いて行ける距離です。走れば1分かからないのではないでしょうか。非常に贅沢なロケーションです。

 

南から2本目は立岩橋です。この橋は一応歩道がありそれなりの景色も見られるのですが、専用の駐車場がなく完全に自動車専用の橋って印象です。わざわざ車から降りてまで見る人はいるかな?って橋ですね。

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有料道路、または奥に続く川治温泉に繋がっているクールな橋です。下の写真のように、立岩橋からもなかなか野性味ある景色を見ることができます。

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続いて、鬼怒川温泉ふれあい橋です。観光ホテルが並ぶ場所にあり、歩いて渡る機会も多いかもしれません。車は入れないので、ゆっくり何も気にせずに景色を見て歩くことができます。下の写真(奥)は鬼怒川観光ホテル(大江戸温泉物語)です。

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次は反対向きに撮った写真です。ちょっと撮影スポットっぽい鬼の階段があり、その隣はホテル鬼怒川御苑(大江戸温泉物語)です。鬼怒川温泉ふれあい橋は、両端に大江戸温泉物語がありますね。こちらに宿泊した人は確実にこの橋からの景色を見ることになるでしょう。

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鬼怒川温泉ふれあい橋からの景色は、流れが大きな岩に囲まれているのが特徴です。橋のどちらの側からも素晴らしい景色が見られるのですが、なんとなく景色までの距離感がある印象です。本当に高さがあって遠いだけかもしれませんが、橋の幅広さが裏目に出ているような気がしなくもないです。

 

くろがね橋は車も通れますが歩行者も多く、いかにも観光地の橋って感じです。奥に見えるのは老舗の鬼怒川温泉ホテルです。余談ですが、鬼怒川エリアは似たようなホテル名が多くて、慣れていないと混乱するかもしれないですね。実体験としても、特に検索する際は注意が必要です。気がついたら違うホテルを疑うことなく調べていることがあります。私の場合。

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なんと言っても、くろがね橋は無料で足湯に入れるのが大きいですね。温度はちょっと高めですが、湯船の場所によって温度がかなり違うので、いろいろ試してみると良いと思います。

川が流れる音が一番よく響き渡っている印象です。近隣のホテルであれば、ロビーまで充分に聞こえてきます。流れが岩にぶつかっている音と、その音が岩にぶつかって反響している音が混ざった音ですが、文豪でも言語化できないだろう深さがある響きです。

 

こちら(下)は、滝見橋です。駐車場やトイレ施設もしっかりあり、鬼怒川の行き来で立ち寄ってほしい狙いで建設したのかなって、誰が見ても察するのではないでしょうか。階段を降りてからの吊橋なので、小さい橋ですが雰囲気はあります。

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吊橋なので幅も狭く、1本目の鬼怒楯岩大吊橋と比べるとかなり短く感じるかもしれませんが、その分だけ森に囲まれている感が大きいです。どの方向にテキトーにシャッターを押してもそれなりの写真になるのでは、やったことないけどそう思うほどです。

私自身何回もこの橋を渡っていますが、森の中にある橋、静かに流れる川、季節によっては見られる野生の猿、営業中と廃墟になったホテルが立ち並ぶ風景(日中の遠くからだと、どれが営業中なのかわからない…)思いを馳せることが多いです。

野生の猿が出てくることがありますが、こちらからちょっかいを出したり、餌をあげなければ問題ないと思います。あまりに普通に木の上に登っていたり、草むらを走っていたりするので「あれ、猿ってこんなに普通にいるもんだっけ?」と錯覚してしまいます。

 

最後は鬼怒岩橋です。歩道橋は片側だけ、車も走り抜けるような場所ですが、小さい駐車場があるので立ち寄りやすいです。

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ここから温泉街の中心に流れるので、感慨深いものがあります。あまりに端にあるので、観光客が来るような場所ではないイメージですが、ここから見る景色は「鬼怒川ってこういうイメージだよね」とテッパン感があって個人的に好きです。

 

以上、10月の景色を6本の橋から紹介しましたが、ぜひ11月の紅葉本番もアップしたいと思います。観光客でまた賑わいが戻りますように。