氷室京介 勝手にアルバムランキング

現在40代、私が東北の田舎で衝撃を受けてから30年以上憧れている「男が惚れる男」氷室京介の勝手にアルバムランキングです。ベスト盤、ライブ盤は除いてオリジナルアルバムで選んでいます。

 

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・ボウイロスを救っていた「オレがロックだ」期

・オリコンチャートの常連だったスマッシュヒット連発期

・渡米してますます露出が減ってカリスマ性アゲ期

・やりたいことを追及した発酵熟成期

どの時期の氷室京介、ヒムロックもカッコいいですね。早速ランキングです。


1位 NEO FASCIO


いきなりランキング1位からですが、ほとんど迷わずに決定です。このアルバムを選ぶヒムロックファンは多いんじゃないかな。30年前のアルバムを今聞いても、まったく古さを感じないのがとにかくすごい。
ヒムロックの「こんなコンセプトアルバムを作りたい」というビジョンと佐久間正英のマネジメントが、ガチャン!とハマった名作です。「新しいファシズムの脅威」という重く厚いテーマですが、1曲1曲が力強さを持っていて思わず引き込まれます。

(反対意見もありますが)中盤のPOPな曲たちが現実世界とのバランスを取ってくれている気がして救われます。全編良いのですが、ラスト2曲の「CALLING」が最高です。何回聞いたかわかりません。中学生の私はヘモグロビンが震えていました。

 


NEO FASCIO

 

2位 IDEA


正直なところ、ほとんどの曲で詩がイマイチなのですが、全編ギターサウンドが文句なしにカッコいい。洋楽を聞くような感覚で最初から最後まで聞けます。シングル2曲もいいですが、1曲目「Re・born」~2曲目の「SWEET MOTION」が導火線と起爆剤の役割になっているので、何回転でも連続で聞けます。ドライブ用に選ぶならコレ、困ったらコレ!みたいなハイウェイが似合う1枚です。

「渡米して、こんなアルバムを作りたかったんだ!」というヒムロックの意思を感じますが、あまり売れなかったのが残念です。これからも2位までは、私のランキングは変わらないと思います。

 


IDEA

 

3位 IN THE MOOD


ここから7位までは結構悩みました。
「WILD ROMANCE」が大黒柱となり、アルバム全体を支えているイメージです。聞きはじめたときは「IDEAの方がストレートなロックアルバムで全然いいなぁ」と思っていましたが、途中で照明が落ちるかのように流れるバラードが素晴らしく、大人ロックなアルバムだと思います。

 


IN THE MOOD (初回限定盤)(DVD付)


4位 BORDERLESS


ジャケットがガン見するほど素敵ですね。1位のNEO FASCIOも、幼児が見たら泣いちゃいそうなインパクトある原色デザインで良いのですが、BORDERLESSはらしくないほど健康的な爽やかさです。
ヒムロックの作曲ではありませんがラスト「Safe and sound」がシビれます。アルバムとしては、骨太ロックの前半と聞かせる後半に完全に分かれているアルバムです。それらがバラバラにならないように、最後の2曲がうまく回収してまとめている構成ではないでしょうか。2020現在最後のオリジナルアルバムです。ステージは引退しましたが、次にアルバムを作るとしたらどうするのかな?と心配するくらい完成しているイメージです。

 


“B”ORDERLESS 【初回限定盤】

 

5位 MELLOW


評判やコメントをちらっと見る限り、ファンの間でも好き嫌いが分かれるアルバムです。私自身も好きな時期とそうでもない時期がある、そんな印象です。幕の内弁当のような優しい味が並んでいるので、ひとりっきり炎天下ドライブには向かないですね。beat hazeが直後に発売されますが、1枚にまとめても面白かったんじゃないでしょうか。
ふわふわ白い雲のようなバラードが中心のアルバムですが「SILENT BLUE」のグルーヴ感が雲を突き破っていて、期待していなかった洗濯日和にします。

 

6位 FLOWERS FOR ALGERNON


ソロデビューアルバムです。当時私は中学生、ボウイロスなんて言葉は当時なかったけど、全国の中高生を救った1枚になりました。おそらく。
日本のロック史、音楽ビジネスを変えたボウイ。その殻を壊そうと戦った明るいポップな曲が多いのですが、良くも悪くも「布袋寅泰のアレンジってすごい影響だったんだな」と感じてしまいます。
そんな中でも「ROXY」は詩・曲ともにあっけらかんとしていて好きですね。


7位 SHAKE THE FAKE


大ヒットしたMemories Of Blueの次でしたが、私はこっちの方が圧倒的に好きです。とても真面目に、60分のバラエティ番組を作ったかの印象で「どうすれば自分もみんなも納得がいくかな」と悩んだことを察することができるアルバムです。三角関数のグラフのように、一定の枠の中で暴れてる印象ですね。
「TRUE BELIEVER」で締め括りますが、アルバムのラストソングとしては最高ではないでしょうか。


8位 beat haze odyssey


7曲入りのミニアルバムに属するのでしょうが、内容はとても充実しています。1曲目の「OUTSIDE BEAUTY」のような曲があと3曲入って、アクセル全開のフルアルバムになっていたら、もっと売れたのではないでしょうか。


9位 Higher Self


サードアルバムは、私が高校生だったこともありメチャクチャ聞きましたね。バンドサウンドをあえて投入することで、水を得た魚のように泳ぎ回っているイメージです。ライブで定番の「WILD AT NIGHT」がバンドっぽいけど、ボウイとも違う、初めて食べたカレーチャーハンのような味です。定番だけど何か違う、みたいな。


10位 MISSING PIECE


まるで氷室京介の名刺のような「STAY」で幕を開けるアルバムですが、バラエティに富んでいて楽しめます。誰かに「氷室京介ってどんなアルバム出してるの?」って聞かれたら、このアルバムをアタマから聞いてもらえればいいかもしれません。1曲1曲がとても丁寧に作り込まれていると思いますが、エンディングにパンチがないだけで、こんなに下位になってしまいました。


11位 Memories Of Blue


大ヒットした「KISS ME」が入ったアルバムということで、とにかく売れましたね。氷室京介でなきゃ歌えないようなバラードやミディアムもいろいろ揃っていて、11位だけど文句なしの内容です。
男性から見たパルコのような存在感で、華はあるけどなんとなく思い入れがないアルバムです。そんなデータはありませんが「このアルバムが1番好き」っていうヒムロックファンは少ないんじゃないかな。


12位 Follow the wind


私の場合、車で聞くことが多いので12位になってしまいました。そういう意味では可哀想ですが、新しい音楽に挑戦している姿勢に心打たれる作品です。
155㎞直球シングル「claudia」が名曲ですが、キライな曲もなく、全編通して聞ける飽きないアルバムです。ランキングだと最下位になってしまうのが自分でも不思議です。


そんなこんなで、このタイミングで氷室京介アルバムランキングでした。アルバム1枚で1曲だけのコメント、と自分にリミッターをかけないと永遠に書き終わらなかったと思います。